嘉麻市長 赤間幸弘インタビュー

 弊誌編集長が最近気になる福岡県内の市町村を訪れ、その代表に本音でインタビューをしていく新連載がいよいよスタート。繁華街にあるショップ紹介と同じ目線で、市町村長の素顔を直撃取材して、新聞やテレビでは分からない、その町の本当の魅力に迫っていきたいと思います。

 記念すべき第一回目の市町村長は、観光文化大使でもあるタレント・おすぎさんの顔がピンク一色でデカデカと入った表紙が印象的なガイドブックを発行(2015年に弊誌の特別付録にもなった)するなど、数々の偉業を成し遂げ、2018年春にめでたく再選を果たした、いまノリに乗っている注目の人、嘉麻市長・赤間幸弘さん。
 春の爽やかな木漏れ日がこぼれる新緑を眺めながら、嘉麻市で話題の新施設『K-WALL』なるボルダリング施設におじゃまして、今の心境と、嘉麻市の未来について本音で語ってもらいました。
     おすぎさんが表紙のガイドブックは度肝を抜かれましたが、これをきっかけに嘉麻市が面白い発信をはじめたような印象があります。
 このガイドブックを読んで嘉麻市に興味を持ってくれた人はたくさんいますよね。本当によく認知度を上げてくれました(笑)。ちょうどこのガイドブック発行の翌年が合併10周年でして、「10周年を祝うんだから、みんなの記憶にも残るような、市民がワクワクするようなことをやりたい」と思ったんです。まずは大々的に市役所職員に呼びかけて、一課一案以上出してもらったんです。そうしたら、ものすごい数が集まって。どれも素敵な案んばかりで、どれかひとつになんか絞れないから、「10周年なんだから、10個やってみようや。みんなが一所懸命考えたんだから大丈夫! 失敗したらわしが謝るけん」と言ってね(笑)。そういった前例がない手法を用いたり、嘉麻市全体を巻き込んでギネス記録に挑戦したり。おかげさまで、さらに多くの人に嘉麻市を知ってもらうことがでました。
 嘉麻市は2006年に、山田市と嘉穂郡の碓井(うすい)町・稲築(いなつき)町・嘉穂(かほ)町が合併して誕生したんです。合併前から、雄大な自然と豊かな農産物に恵まれた、日本の原風景が感じられる素敵な地域だったんですが、いかんせん認知度が低くてですね。観光で人を呼ぼうにも、若手の働き場所を設けて人口を増やそうにも、かなり難しい問題がたくさんあって。その問題を解決するにはまず「嘉麻市」のことを知ってもらうこと。そして、知ってもらったら、来てもらうこと。そうすることで、はじめて、住んだり、働いたり、子育てをすることをようやく考えてもらえるようになるんじゃないかと。そのためには、5年後、10年後、20年後の町の未来を描きながら、「まだ誰もやったことがないことに一番にチャレンジ」することが大切なんじゃないかと。もともとイチバンっていう言葉が大好きでね(笑)。その結果のひとつがこのガイドブック。おかげさまで増刷しても、増刷しても、すぐなくなっちゃって、コレを持って嘉麻市めぐりを楽しんでくれている人がたくさんいるんで、本当にありがたい限りです。
     「イチバン」が大好きなんですね。その理由は何ですか?
 この連載も一番にご指名いただき、本当にありがとうございます(笑)。 まずはなんでも一番最初にやってみる。その「イチバン」っていうのが好きなんです。町のために良いことだと思ったものは、前例がないことでもまずはやってみる。そして、できないことでもあきらめずに、どうやったらできるかを考えてみる。そうやってチャレンジしていると、いろいろなアイデアが出てきたり、大切な人との出会いがあったりして、嘉麻市の輪が広がっていくんです。単にやってみないと気が済まない性分であきらめが悪いのかな…(笑)。高校時代は甲子園球児だったんでね、負けん気と根性だけは人一倍あるんじゃないかな、多分ね(笑)。
 私自身もこの町で育って、自分の家族を持ち、子育ても経験した、だから胸を張って言いたいんですよね。「嘉麻市は最高に暮らしやすいし、素敵な場所だよ」って。

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